mac how to use finderの実務編|表示・ドラッグ・キー操作

mac how to use finderで調べる段階の多くは、開き方ではなく操作の速さの話です。フォルダに辿り着く、中身を見比べる、必要な分だけ別の場所へ移す、選んだファイルを次のアプリへ渡す。この4つを1日に何十回も繰り返しているのに、既定の設定は初回の1回に合わせて作られています。この記事では、表示の選び分け、現在地の出し方、修飾キーで変わるドラッグの結果、キーボードだけで済む操作、そして選択を保ったまま次の道具へ渡す方法までを順に整理します。

表示は4種類あり、聞きたいことで選ぶ

Finderの表示形式は4つで、それぞれ答えられる質問が違います。切り替えはキー1つなので、好みで固定するより、質問ごとに切り替えるほうが速く終わります。

表示 キー 向いている質問
アイコン Command+1 見た目で区別できるファイルはどれか
リスト Command+2 一番新しいのはどれか、大きいのはどれか
カラム Command+3 このファイルはどの階層にあり、隣に何があるか
ギャラリー Command+4 中身は何か、1件ずつ確かめたい

覚える価値が最も高いのはカラム表示です。1列が1階層に対応していて、左右の矢印キーで階層を上下し、名前の先頭を打てばその項目に飛びます。4階層下まで降りて戻る操作がクリックなしで済み、現在地が常に画面に残るため、いまどこを開いているのかを見失いません。

リスト表示は値で並べ替えられる唯一の表示です。列の見出しをクリックすると並び替わり、もう一度押すと逆順になります。フォルダの三角印をOptionを押しながらクリックすると、中のフォルダをまとめて開けるので、階層をまたいで更新日を見比べるときに検索より早く答えが出ます。

ギャラリー表示は選択したものを大きく描き直すため、写真には向き、動画のフォルダでは選択のたびに読み込みが走って重くなります。

現在地を画面に出しておく

Finderは既定では現在地をあまり見せません。3つの表示を出しておくと、開き直しと確認の往復が減ります。

  • パスバー(Option+Command+P)。窓の下端に階層が並び、途中のフォルダへ直接ドラッグできる
  • ステータスバー(Command+/)。項目数と空き容量が出る
  • タイトルのCommandクリック。上の階層がメニューで並び、選ぶとそこへ移動する

パスバーは表示だけの機能ではありません。ファイルをパスバーの途中のフォルダへドラッグすれば、そのまま1階層上や2階層上へ移せます。開き直す操作が要らないので、深い場所での整理が短くなります。

並び替えとグループ分けが別の設定である点も、ここで押さえておくと混乱が減ります。表示メニューの「並べ替え」は順序を決め、「グループ分け」は先に区切りを作ってからその中で並べます。種類でグループ分けした状態では、更新日の列を押しても全体が1本の順序にはなりません。グループ分けを「なし」に戻すと、素直な一覧に戻ります。

表示の設定はフォルダごとに保存される

同じ設定を何度も変えているように感じるなら、原因は保存の単位です。Command+Jで開く表示オプションの中身は、いま開いているフォルダにだけ適用されます。

この窓で決められるのは、アイコンの大きさ、文字の大きさ、リスト表示に出す列、フォルダの容量を計算するかどうか、背景の色や画像です。一番下にある「すべてのウインドウのデフォルトとして使用」を押すまで、変更はそのフォルダだけに残ります。

上部にはフォルダ単位の設定が2つあります。1つは「常にこの表示形式で開く」で、写真のフォルダはギャラリー、作業中のプロジェクトはカラム、といった固定ができます。もう1つは「この表示形式でブラウズ」で、その下の階層まで同じ形式が続きます。

指定していないはずの表示に戻ってしまうフォルダは、たいていこの2つのどちらかが入っています。チェックを外してから表示を選び直すと、全体の既定に従うようになります。容量の計算も同じ単位で保存されるため、1つのフォルダで有効にしても、ほかのフォルダには反映されません。

ドラッグの結果は修飾キーで決まる

同じドラッグでも、行き先が同じディスクか別のディスクかで結果が変わります。コピーが増えていく原因のほとんどがここです。

操作 同じディスク 別のディスク
そのままドラッグ 移動 コピー
Commandを押しながら 移動 移動
Optionを押しながら コピー コピー
Option+Commandを押しながら エイリアス作成 エイリアス作成

ファイルを別のディスクに移動する: Commandキーを押したまま、ファイルをそのディスクにドラッグします。 出典: support.apple.com

ドラッグを使わない方法もあります。Command+Cでコピーしたあと、移動先でOptionキーを押しながら編集メニューを開くと、「項目をペースト」が「項目をここに移動」に変わります。キーはOption+Command+Vで、移動が完了してから元のファイルが消えるため、途中で失敗しても片方が残ります。

ドラッグ中にフォルダの上でしばらく止めると、そのフォルダが開きます。そのまま下の階層へ降り続けられるので、深い場所へ1回のドラッグで放り込めます。待たずに開きたいときはドラッグ中にスペースキーを押します。この待ち時間はFinder設定の「一般」で調整できます。

選択の作り方で、そのあとの操作が決まる

一括で何かをするときの精度は、選択の段階でほぼ決まります。使う操作は5つです。

  • 連続した範囲は、先頭を選んで最後をShiftクリック
  • 飛び飛びの選択は、Commandを押しながらクリックで追加と解除
  • アイコン表示では、何もない場所からドラッグして囲む
  • 名前の先頭数文字を打つと、その項目へ移動する
  • Command+Aで全選択。その後Commandクリックで不要なものだけ外す

選んだあとの一手として覚えておきたいのが「選択項目から新規フォルダ」です。選択した状態で右クリックして選ぶと、その場にフォルダが作られ、選んだファイルが中に入り、名前の入力待ちになります。散らかった作業フォルダを片付けるときは、この操作だけで数十件がまとまります。

同じ名前のフォルダを重ねたい場合は、Optionを押しながら重ねると「結合」を選べます。ただし結合が出るのは片方にしか無い項目がある場合で、同じ名前のファイルが両方にあるときは、置き換えるか中止するかの二択になります。

キーボードだけで進む操作

繰り返す操作にはほぼキーが用意されています。覚える数は多くありません。

  • Command+↓で開く、Command+↑で1つ上のフォルダへ
  • Returnは開くではなく名前の変更。ほかのOSから移ってきた人が最初につまずく点
  • Command+Deleteでゴミ箱へ。Deleteキー単体では何も起きない
  • スペースキーでクイックルック。開いたまま矢印キーで次のファイルへ移れる
  • Command+Iで情報を見る。Optionを押しながらだと1枚の窓が選択に追従する
  • Shift+Command+Gでパスを直接入力。Tabキーで補完が効く

このうち作業の形が変わるのは2つです。複数選択した状態のクイックルックは、名前がばらばらのスクリーンショットを1枚ずつアプリで開かずに確認できます。Optionを押した情報ウインドウは、10件を確認しても窓が1枚しか増えません。

クイックルックはスペースキーのほかにCommand+Yでも開き、開いた窓の上部からは回転やマークアップ、全画面表示に進めます。複数のPDFを確認しながら不要なものだけをその場でゴミ箱へ送る、といった流れが1つの窓の中で完結します。閉じるのはもう一度スペースキーか、Escapeキーです。

選んだファイルを次のアプリへ渡す

作業の最後は、選んだファイルをどこかへ渡す操作です。保存ダイアログを開かずに済む経路が4つあります。

  • Dockのアプリアイコンへドラッグする。既定のアプリでなくてもそのアプリで開く
  • ターミナルの窓へドラッグする。引用符付きのパスが貼られ、選んだファイルにそのままコマンドを当てられる
  • 右クリックの「このアプリケーションで開く」。Optionを押すと「常にこのアプリケーションで開く」に変わり、そのファイルだけ既定を変えられる
  • Option+Command+Cでパスをコピーする。1行1件で入るので、スクリプトにもメッセージにも貼れる

右クリックの下部にあるクイックアクションからは、回転・PDF作成・形式変換が窓を開かずに実行できます。ショートカットアプリで作った処理もこの一覧に足せるため、決まった加工があるなら登録しておくと往復が消えます。

ここまでの4つに共通しているのは、選択を保ったまま次の道具へ渡すという点です。フォルダとターミナルとAIが同じ窓にある構成が検討される理由もここにあります。窓をまたぐたびに、選び直しか貼り直しのどちらかが発生するためです。どこまでを1つの窓に入れられるかはできることに、他の道具との違いは他のファイル管理との比較にまとめてあります。

タブで窓を1つにまとめる

Finderにはタブがありますが、フォルダを開くと既定では新しい窓が開きます。Finder設定の「一般」にある「フォルダを開くときはタブで開く」を有効にすると、Commandを押しながらのダブルクリックがタブになります。Command+Tでも1枚追加できます。

タブは見た目を整えるだけの機能ではありません。ドラッグ中にタブの見出しへポインタを持っていくとそのタブに切り替わるため、離れた2つのフォルダ間の移動が、1つの窓の中の1回の操作で終わります。すでに窓が散らかっているときは、ウインドウメニューの「すべてのウインドウを結合」で1枚にまとめられます。

行き先が固定なら、サイドバーのほうが速いです。フォルダをサイドバーへドラッグすれば追加でき、Control+Command+Tでも選択中の項目を登録できます。1クリックで開ける場所は、タブを開く必要すらありません。移動中に同じ場所を確認したい場合の考え方はiPhone・iPadから続きをにあります。

残っている往復を数えると、次に変える場所が分かる

ここまでの操作を入れると、Finderの中での移動と確認はかなり短くなります。それでも残るものがあります。ファイルを選んだ直後に、ターミナルやAIの窓へ移る動きです。

この往復は設定では消えません。パスをコピーしてから貼り、結果を見てまたFinderへ戻る、という順序そのものが窓をまたいでいるためです。1回あたりは数秒でも、確認と実行を繰り返す作業では回数がまとまります。

判断の材料は単純で、1日のうちにファイルを選んだ直後に別の窓へ移った回数です。回数が少なければ、この記事の操作を入れるだけで十分に速くなります。多いなら、変えるべきなのは操作の覚え方ではなく、作業をどの窓で完結させるかという配置のほうです。

よくある質問

カラム表示とリスト表示はどう使い分ければよいですか?

階層の中でどこにいるかを確かめながら動くときはカラム表示、更新日や容量で並べ替えて見比べるときはリスト表示が向いています。カラム表示は矢印キーだけで上下の階層を移動でき、リスト表示は列の見出しをクリックして並び替えられます。表示の切り替えはCommand+1から4までのキーで1回です。

別のディスクへドラッグすると元のファイルが残るのはなぜですか?

別のディスクへのドラッグは、既定でコピーとして扱われるためです。移動にしたいときはCommandキーを押しながらドラッグします。同じディスク内では逆で、そのままのドラッグが移動になり、Optionを押しながらのドラッグがコピーになります。

開いているフォルダのパスを手早く知る方法はありますか?

対象を選んでOption+Command+Cを押すと、実際のパスがクリップボードに入ります。複数選んだ場合は1行1件で入ります。窓の下端にパスを常に出しておきたいときは、Option+Command+Pでパスバーを表示します。

Finderの窓が増えすぎたときはどうすればよいですか?

ウインドウメニューの「すべてのウインドウを結合」を選ぶと、開いている窓が1枚の窓のタブにまとまります。今後増やさないためには、Finder設定の「一般」でフォルダをタブで開く設定を有効にします。よく使う場所はサイドバーに登録しておくと、タブを開かずに切り替えられます。

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