Macのスクリーンショットの保存先を変更する|散らからない決め方

mac スクリーン ショット 保存 先 変更の操作そのものは、メニューを2回選ぶだけで終わります。ところが変えたあとで、今度は移した先のフォルダが同じようにあふれます。デスクトップが散らかる原因は保存先ではなく、撮ったあとの扱いが決まっていないことにあるためです。この記事では、保存先を変える正しい手順と、設定がどこに記録されているのかを押さえたうえで、変えたあとに散らからないための決め方まで順に整理します。

保存先を変える場所はスクリーンショットアプリの中にある

保存先の設定は、システム設定の中にはありません。スクリーンショット専用のアプリの中にあります。

macOS Mojave 10.14以降では、スクリーンショットアプリを使ってスクリーンショットを撮ることもできます。スクリーンショットアプリを開くには、「shift + command + 5」のキーを押します。または、「アプリケーション」フォルダの「ユーティリティ」フォルダでスクリーンショットアプリを見つけてください。 出典: support.apple.com

shiftとcommandと5を同時に押すと、画面の下に小さなツールバーが出ます。その中の「オプション」を選ぶと、上段に保存先の候補が並びます。既定ではデスクトップ、書類、クリップボード、メール、メッセージ、プレビューなどが挙がっていて、いちばん下の「その他の場所」から任意のフォルダを選べます。選んだあとは、shiftとcommandと3や4で撮った分もすべてその場所に保存されます。撮り方ごとに設定が分かれているわけではありません。

同じオプションの中では、ほかに3つの項目を切り替えられます。撮影までのタイマー、撮ったあとに画面の隅へサムネイルを出すかどうか、そしてマウスポインタを写し込むかどうかです。保存先だけを変えに来た人でも、サムネイルの表示は一緒に見直す価値があります。サムネイルを出さない設定にすると、撮った瞬間にファイルが保存先へ直行するため、保存先の設定が正しいかどうかがすぐ分かります。

変更する前に、いまどこに保存されているかを確かめる

保存先が分からなくなる状況には、決まった型があります。以前に自分で変更した記憶がない、あるいは他の人が設定したMacを引き継いだ場合です。Appleの説明は、変更されていない状態を次のように書いています。

デフォルトでは、スクリーンショットは「スクリーンショット[日付][時刻]」という名前でデスクトップに保存されます。デフォルトの保存場所は、スクリーンショットアプリの「オプション」メニューで変更できます。 出典: support.apple.com

デスクトップに出てこないのであれば、過去に誰かが変更しています。オプションのメニューを開けば現在の選択にチェックが付いていますが、「その他の場所」で選んだフォルダは名前だけが表示され、どのディスクのどこなのかが分かりません。フルパスを知りたいときは、ターミナルで設定そのものを読み出すのが確実です。

defaults read com.apple.screencapture
{
    location = "/Users/admin/Downloads/";
    name = "スクリーンショット";
    "show-thumbnail" = 0;
    style = window;
}

location がフルパスの保存先、name がファイル名の先頭に付く語、show-thumbnail がサムネイルを出すかどうかです。ここで重要なのは、保存先がパスの文字列として記録されている点です。フォルダの名前を変えたり、外付けディスクの上のフォルダを選んだままそのディスクを外したりすると、設定はもう存在しない場所を指したままになります。外付けディスクやネットワーク共有を保存先に選ぶのは、この理由で避けたほうが無難です。

撮り方が3通りあり、保存先が効くのは一部だけ

保存先の設定は、ファイルとして保存される撮り方にだけ効きます。ここを取り違えると「設定したのに保存されない」という状態になります。

  • shiftとcommandと3で画面全体、4で範囲の指定、4のあとスペースバーでウインドウ単位。いずれも保存先の設定どおりにファイルが作られる
  • ウインドウを撮るとき、optionキーを押しながらクリックすると、ウインドウの影を含めずに撮れる
  • controlキーを一緒に押して撮ると、ファイルは作られずクリップボードに入る。この場合は保存先の設定は関係ない
  • 画面の隅に出たサムネイルは、別の場所へ直接ドラッグできる。この操作も保存先の設定を通らない

つまり、あとで整理する前提でファイルを残すのか、そのまま貼り付けて終わるのかで、使うキーが変わります。資料に1枚貼るだけならcontrolを足してクリップボードに入れるほうが速く、フォルダにファイルを増やさずに済みます。保存先を変えたのにフォルダが増え続けるという場合、その多くは、貼り付けて終わる用途までファイルとして保存していることが原因です。

なおApple自身が、一部のアプリではウインドウのスクリーンショットを撮れない場合があると案内しています。Apple TVアプリのように著作権の保護がかかった画面が対象です。真っ黒な画像が保存された場合は、設定ではなくこの制限に当たっています。

デスクトップ以外のどこを保存先にするか

候補はいくつもありますが、判断の軸は3つに絞れます。

1つ目は、同期の対象に入れるかどうかです。書類フォルダやiCloud Drive配下を保存先にすると、撮った画像がすべて同期の対象になります。1枚あたりの容量は小さくても、1日30枚撮る人なら1か月で900枚になり、同期の帯域と保存容量を使い続けます。他の端末で見る必要がない画像であれば、同期しない場所のほうが軽く済みます。

2つ目は、消す前提かどうかです。作業中の確認のために撮った画像は、ほとんどが数時間で不要になります。この種類はダウンロードフォルダのような、定期的に空にしても困らない場所が向いています。逆に、記録として残す画像を同じ場所にすると、まとめて削除できなくなります。

3つ目は、Finderの検索に乗せるかどうかです。外付けディスクやネットワーク共有は検索の対象から外れることがあり、あとで探す用途には向きません。手元の内蔵ディスクの中で、ホームフォルダの下に専用のフォルダを作るのが、いちばん扱いを間違えにくい選択です。

この3つを当てはめると、多くの場合は「ホームフォルダの下に作った専用フォルダで、同期の対象に入れない」という答えになります。デスクトップを外すだけで散らかりが収まるのは、デスクトップがこの3つの条件をすべて外しているからです。

保存先を変えても散らかる理由

保存先を移しただけで解決しないのは、ファイル名に理由があります。既定の名前は「スクリーンショット」に日付と時刻が続く形で、何を撮ったのかが入りません。時系列には並びますが、1週間前の画像を名前から特定することはできません。結果として、移した先のフォルダが同じように読めなくなります。

対処は2つに分かれます。残す価値のある画像だけ、撮った直後に名前を付け直す方法と、フォルダを日付で切って中身は見ないと決める方法です。前者は手間がかかるかわりに後から探せます。後者は手間がゼロで、1か月より古いフォルダを丸ごと削除する運用と組み合わせて成立します。両方を混ぜると、名前を付けたものと付けていないものが同じフォルダに並び、結局どちらの前提でも探せなくなります。どちらか片方に決めることが、保存先を変えるより効きます。

日付でフォルダを切る側を選ぶなら、区切りは月単位が扱いやすくなります。週単位ではフォルダの数が増えすぎ、年単位では中身が多すぎて結局読めません。月ごとのフォルダに落とし、2か月より古いものから削除するという形にすると、判断が要らないぶん続きます。ファイル名に日付と時刻が入っているため、フォルダの中は自然に時系列で並び、並べ替えの設定も要りません。

撮った直後の名前変更を楽にするには、サムネイルの表示を残しておく手もあります。サムネイルをクリックすると編集画面が開き、そこで名前を変えてから保存できます。ただし1枚ごとに操作が挟まるため、枚数が多い人には向きません。枚数が多い場合は、あとからまとめて名前を変える側に寄せたほうが続きます。

画面収録の保存先も同じ設定を使う

shiftとcommandと5で出てくるツールバーには、静止画を撮る3つのボタンのほかに、画面全体を収録するボタンと選択した範囲を収録するボタンが並んでいます。同じツールバーの中にあるということは、オプションで選んだ保存先が動画にも効くという意味です。ここを分けて考えていると、保存先の見積もりを誤ります。

静止画と動画で決定的に違うのは容量です。静止画が1枚あたり数百KBで収まるのに対して、画面の収録は1分あたり数十MBに達します。保存先を同期の対象に入れていた場合、静止画では気にならなかった容量が、収録を1本挟んだだけで一気に増えます。書類フォルダやiCloud Drive配下を保存先にするかどうかの判断は、静止画ではなく動画を基準に決めたほうが安全です。

収録を頻繁に行うのであれば、静止画とは別の運用が必要になります。保存先の設定は1つしか持てないため、分けたい場合は、いったん共通の保存先に落としてから、動画だけを別のフォルダへ移す形になります。この移動は毎回手で行うと続かないので、フォルダを見ながらまとめて動かせる手段を用意しておくほうが現実的です。

macOS Tahoe 26以降で増えた選択

新しいmacOSでは、保存されるファイルの形式そのものを選べるようになりました。対応するモデルの場合、スクリーンショットアプリのオプションにキャプチャフォーマットの項目が加わり、PNGで標準のダイナミックレンジで撮る形と、HEIFでハイダイナミックレンジで撮る形を選べます。

この選択は保存容量と受け渡しに影響します。PNGはどの環境でも開けるかわりにファイルの容量が大きくなりやすく、HEIFは容量が小さいかわりに、古いWindowsや一部のWebサービスでそのまま開けないことがあります。社外に渡す画像が多いのであればPNG、手元に残すだけであればHEIFという分け方が現実的です。保存先を決めるときに、この形式も一緒に決めておくと、あとで変換する手間が減ります。

保存先を決めたあとに残る作業

ここまでを整理すると、決めることは3つです。どのフォルダに保存するか、名前を付け直すのか日付でまとめて削除するのか、ファイルの形式をどちらにするか。設定の変更そのものは数十秒で終わり、残りはすべて撮ったあとのファイルの扱いです。

そしてその扱いは、Finderだけでは片付きません。日付でフォルダを切るにも、まとめて名前を変えるにも、古いフォルダを消すにも、結局はフォルダを見ながらコマンドを打つ形になります。フォルダとターミナルとAIが同じ窓にある形にすると、保存先のフォルダを選んだ状態でそのまま一括の名前変更や仕分けを流せます。何ができるかはできることにまとめてあり、他のファイル管理との違いは他のファイル管理との比較で確認できます。

外出先で撮った画面をMacの保存先に合わせて整理したい場合は、iPhone・iPadから続きをも参考になります。費用の目安は料金にまとめ、導入前に多い疑問はよくある質問にまとめています。

よくある質問

スクリーンショットの保存先はどこで変更しますか?

システム設定ではなく、スクリーンショットアプリのオプションで変更します。shiftとcommandと5を同時に押してツールバーを出し、「オプション」から保存先を選んでください。候補に無いフォルダは「その他の場所」から指定できます。

保存先を変えたのに、以前の場所に保存され続けます。

controlキーを一緒に押して撮っていないかを確認してください。controlを足すとファイルは作られずクリップボードに入ります。それ以外の場合は、ターミナルで defaults read com.apple.screencapture を実行し、location に記録されているフルパスを確かめるのが確実です。

外付けディスクやiCloud Driveを保存先にしても問題ありませんか?

保存先はパスの文字列として記録されるため、外付けディスクを外した状態では指定先が存在しなくなります。iCloud Drive配下にすると撮った画像がすべて同期の対象になり、保存容量と帯域を使い続けます。手元の内蔵ディスクにある専用フォルダが扱いやすい選択です。

保存先を変えてもフォルダが散らかります。どうすればよいですか?

既定のファイル名には日付と時刻しか入らないため、保存先を移しても中身は読めません。残す画像だけ名前を付け直すか、日付でフォルダを切って古い分をまとめて削除するか、どちらか片方に決めてください。両方を混ぜると、どちらの前提でも探せなくなります。

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