mac ファイル検索方法を手がかり別に選ぶ|5つの入口

Macでファイルを探すときは、まずCommand+スペースバーでSpotlightを開き、ファイル名の一部を入力するのが最も早い方法です。見つからない場合や候補が多すぎる場合は、Finderの検索欄で条件を追加して絞り込みます。同じ条件で何度も探すなら、その検索をスマートフォルダとして保存し、ターミナルを使える人は mdfind や find で探します。この記事では、手がかりが「名前」「中身」「日付」「種類」「場所」のどれなのかに分けて、5つの入口の使い分けを画面の名前どおりに説明します。

手がかり別に入口を選ぶ

ファイル検索で時間がかかるのは、手がかりと入口が合っていないときです。最初に、覚えていることから入口を選びます。

覚えていること 最初に使う入口
名前の一部 Spotlight
書類の中の言葉 Spotlight、Finderの検索
最近開いた、作った Finderの「最近の項目」
ファイルの種類と日付 Finderの検索に条件を追加
だいたいの場所 Finderでそのフォルダを開いて検索

macOSには、こうした手がかりごとの探し方が標準でそろっています。

実際、macOSはファイル名、日付、ファイルタイプなどを使用してファイルを見つけるのに役立つ多くのネイティブ機能をユーザーに提供しています。 出典: help.macgasm.net

どの入口も、裏ではMacが作っているSpotlightの索引を使っています。そのため、Spotlightで見つからないファイルはFinderの検索でも見つからないことが多く、その場合は後半で紹介する find コマンドを使います。

入口1:Spotlightで名前から探す

Appleのユーザガイド(Macで必要なものをSpotlightで探す)によると、SpotlightはCommand+スペースバーで開き、入力を始めるとすぐに結果が表示されます。

見つけた結果は、キーボードだけで次の操作ができます。

  • Returnキーで開く
  • スペースバーで、開かずにクイックルックで中身を確かめる
  • Commandキーを押したままにすると、Finderでの保存場所が表示される
  • 上矢印キーで、前回と同じ検索をもう一度実行する

保存場所を確かめる操作は特に便利です。ファイルを開いても、どのフォルダに保存されていたかは分からないことが多く、次に同じファイルを探す手がかりが残りません。場所を確かめてからFinderで開けば、近くにある関連ファイルもまとめて見つかります。

名前の一部しか覚えていない場合でも、Spotlightは書類の中の言葉まで対象にします。名前が「無題」のままの書類でも、本文に含まれる固有名詞を入力すると候補に出てきます。

入口2:Finderの「最近の項目」で日付から探す

最近作業したファイルなら、検索するより一覧から探す方が早い場合があります。

macOSでは、最近作業していたファイルを見つけるのが非常に簡単です。特に保存場所を忘れた場合に便利です。 出典: help.macgasm.net

Appleのユーザガイド(Macでファイルが見つからない場合)では、次の手順が案内されています。

  1. DockのFinderアイコンをクリックする
  2. サイドバーの「最近の項目」をクリックする
  3. ツールバーのボタンで「最後に開いた日」を選ぶ

アップルメニューの「最近使った項目」や、各アプリの「ファイル」メニューにある「最近使った項目を開く」からも、直近のファイルを開けます。書類を作ったアプリが分かっているなら、この方法が最短です。

入口3:Finderの検索に条件を追加して絞り込む

候補が多すぎる場合は、Finderの検索に条件を加えます。Appleのユーザガイド(MacのFinderで検索結果を絞り込む)に沿った手順は次のとおりです。

  1. Finderウインドウの検索欄に言葉を入力してReturnキーを押す
  2. 検索欄の下に表示される「+」ボタンをクリックする
  3. 左端のポップアップメニューで「種類」「作成日」「名前」などの条件を選ぶ
  4. 隣のポップアップメニューで「書類」「画像」などを指定する

左端のメニューで「その他」を選ぶと、ファイルサイズや作成者など、さらに多くの属性から条件を選べます。Optionキーを押したままにすると「+」ボタンが「…」に変わり、「次のいずれかの条件を満たす」「次のすべての条件を満たす」「次のいずれの条件も満たさない」を組み合わせられます。

検索を始める前に、検索欄の下の範囲が「このMac」になっているか、いま開いているフォルダになっているかも確認します。フォルダを開いた状態で検索すると、範囲がそのフォルダに限られることがあり、別の場所にあるファイルが結果に出てこなくなります。

入口4:検索欄にキーワードを書いて絞り込む

条件をメニューから選ぶ代わりに、検索欄に直接書き込む方法もあります。Appleのユーザガイドでは、言葉のあとに「種類:」を付けて種類を指定する方法が紹介されています。例えば「見積 種類:PDF」と入力すると、「見積」を含むPDFだけが表示されます。

よく使う書き方をまとめると次のとおりです。

書き方 意味
種類:PDF PDFだけを探す
種類:画像 画像だけを探す
種類:フォルダ フォルダだけを探す
作成者:名前 指定した人が作った書類を探す
言葉 -除く言葉 後ろの言葉を含むものを除く

マイナス記号で除外する書き方は、似た名前のファイルが大量にあるときに役立ちます。「議事録 -下書き」のように入力すると、下書きを含むファイルを除いた結果だけが残ります。ORを使って「作成者:田中 OR 作成者:タナカ」のように書けば、表記の揺れがあっても両方を拾えます。

入口5:スマートフォルダとターミナルで探す

同じ条件で何度も探すなら、検索をスマートフォルダとして保存します。条件を設定した状態で検索欄の下の「保存」をクリックし、名前を付けて保存すると、サイドバーに追加されます。条件に合うファイルが増えると一覧は自動で更新されるため、「今月作ったPDF」のような探し方を毎回やり直す必要がなくなります。

ターミナルを使える人は、コマンドでも探せます。Spotlightと同じ索引を使うのが mdfind です。

mdfind -name 見積
mdfind -onlyin ~/Documents "契約"

1行目は名前に「見積」を含むファイル、2行目は書類フォルダの中で本文に「契約」を含むファイルを探します。索引を使うため、ディスク全体でも結果がすぐに返ります。

索引の対象外になっている場所や、外付けディスクのように索引が作られていない場所では、find を使います。

find ~/Downloads -name "*見積*" -mtime -7

この例は、ダウンロードフォルダの中から、名前に「見積」を含み、7日以内に変更されたファイルを探します。find はフォルダを1つずつ実際にたどるため時間はかかりますが、索引の状態に左右されません。Spotlightで見つからないのに確かにあるはずのファイルは、この方法で見つかることがあります。

どの方法でも見つからないときの確認手順

確かに保存したはずなのに、どの入口でも見つからないことがあります。その場合は、ファイルが消えたと考える前に、次の順番で原因を確かめます。

1つ目は、Spotlightの検索から除外されている場所に保存されている可能性です。システム設定の「Spotlight」には、検索の対象から外す場所を登録する設定があります。以前に特定のフォルダや外付けディスクを登録したまま忘れていると、その中のファイルはSpotlightにもFinderの検索にも出てきません。登録されている場所を確認し、不要なものは一覧から外します。

2つ目は、iCloud Driveの「Macストレージを最適化」で、ファイルの中身がiCloudにだけ保存されている可能性です。この状態では名前で探すことはできても、書類の中の言葉では見つからないことがあります。名前の一部や作成日など、中身以外の手がかりで探し直します。

3つ目は、索引の作り直しが終わっていない可能性です。macOSを更新した直後や、大量のファイルを別のディスクから移した直後は、索引の作成に時間がかかり、その間は結果が欠けることがあります。この場合は時間を置いてから検索するか、索引に頼らない find コマンドを使います。

4つ目は、ゴミ箱に入っている可能性です。ゴミ箱の中身は通常の検索結果に出てこないことがあるため、Dockのゴミ箱を開いて、リスト表示で「追加日」の新しい順に並べて確認します。見つかったら、右クリックして「戻す」を選ぶと元の場所に戻ります。

それでも見つからない場合は、Time Machineのバックアップから探す方法があります。Finderで保存していたはずのフォルダを開いた状態でTime Machineに入り、日付をさかのぼると、削除前の状態のファイルを復元できます。

次に探す時間を短くする保存の工夫

検索の方法を覚えるのと同じくらい効果があるのが、探しやすい形で保存しておくことです。

ファイル名の先頭に「20261009」のような8桁の日付を付けておくと、名前で探すときにも日付で絞り込むときにも手がかりが増えます。書類の種類を表す言葉(見積書、請求書、議事録など)を名前に入れておくと、Spotlightで種類ごとにまとめて呼び出せます。

用途が複数にまたがるファイルにはタグを付けておきます。Finderでファイルを選び、Control+1キーなどを押すとよく使うタグを付けられ、サイドバーのタグをクリックすると、保存場所に関係なく同じタグのファイルが一覧になります。保存の時点で少し手がかりを足しておくことが、あとで検索する時間をいちばん確実に減らします。

見つかったあとに手が止まる場所

検索で探す時間を短くしても、見つけたファイルを開き、同じフォルダで次の作業に移るところで手が止まることがあります。Spotlightで見つけてからFinderで場所を開き、さらにターミナルで同じフォルダに移動する、という行き来が典型です。

フォルダの中を検索し、そのフォルダでコマンドを打つ作業が多い場合は、フォルダとターミナルを1つの窓で扱えるファイル管理アプリを使う方法もあります。できることのページでは、開いているフォルダ以下を検索する欄と、条件を保存して何度でも探し直せるスマートフォルダ、フォルダごとに1つ付くターミナルが同じ画面にある構成が紹介されています。Macで使う範囲は期限なく無料であることが料金に、Finderとの違いが他のファイル管理との比較にまとめられています。

どの入口を使う場合でも、手がかりが名前なのか、中身なのか、日付なのかを最初に決めるだけで、探す時間は短くなります。

よくある質問

Macでファイル名の一部しか覚えていない場合はどう探せばよいですか?

Command+スペースバーでSpotlightを開き、覚えている一部を入力します。Spotlightは名前だけでなく書類の中の言葉も対象にするため、本文に含まれる固有名詞を入力しても候補に出てきます。見つけた結果を選んでCommandキーを押すと保存場所が表示されます。

Finderで検索しても見つからないのはなぜですか?

検索の範囲が、開いているフォルダに限られている可能性があります。検索欄の下で「このMac」が選ばれているかを確認してください。それでも出てこない場合は、索引の対象外の場所にある可能性があるため、ターミナルの find コマンドで探すと見つかることがあります。

同じ条件で何度も検索するのを省く方法はありますか?

Finderで条件を設定した状態で、検索欄の下の「保存」をクリックすると、スマートフォルダとして保存されます。サイドバーに追加しておけば、クリックするだけで同じ条件の検索結果が開き、条件に合うファイルが増えると一覧も自動で更新されます。

特定の種類のファイルだけを探すにはどうすればよいですか?

Finderの検索欄に言葉と一緒に「種類:PDF」や「種類:画像」のように書き込みます。例えば「見積 種類:PDF」と入力すると、「見積」を含むPDFだけが表示されます。メニューから選ぶ場合は、検索欄の下の「+」ボタンで「種類」の条件を追加します。

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