MacのFinderが開かないとき|手を打つ順番を決めておく

mac finder 開か ないで調べているとき、多くの人は再起動を試す直前にいます。ただ、Finderが開かない状態はいくつかの別の症状がまとめて同じ言葉で呼ばれているので、順番を決めずに手を出すと、効いた手がどれだったのか分からないまま同じことが再発します。ここでは症状を先に切り分けて、軽い手から順に並べます。作業中のアプリを閉じずに済む手から始める形にします。

大事な資料を開こうとしたのに、MacでFinderが反応せずウインドウが開かない場面に戸惑っていませんか。 出典: mac.point-b.jp

「開かない」は3つの症状に分かれる

同じ言葉で呼ばれている状態は、実際には3つあります。

1つ目は、DockのFinderアイコンを押しても新しいウインドウが出ない状態です。この場合、Finder自体は動いていて、ウインドウを作る処理だけが止まっています。メニューバーの表示はいつもどおりで、デスクトップのアイコンも見えています。

2つ目は、ウインドウは出るが中身が並ばない状態です。枠と表示形式の切り替えは出ているのに、ファイルの一覧が空のまま、または読み込み中の表示が続きます。開こうとした場所が原因である可能性が高い型です。

3つ目は、Finder全体が固まり、デスクトップのクリックにも反応しない状態です。ポインタが虹色の輪に変わり、メニューバーが下りてこないこともあります。Dockには、アプリが応答していないことを示す表示が出ます。

どの型かで、次に打つ手が変わります。1つ目と3つ目は再度開く操作で片付くことが多く、2つ目は場所の側に原因があるため再度開いても戻ります。まず自分がどの型かを決めます。

最初に打つ手は、Finderを再度開くこと

Finderは終了させられないアプリとして作られているため、他のアプリのように終了して開き直す形が取れません。代わりに、再度開く操作が用意されています。

一番手短なのは、Optionキーを押しながらDockのFinderアイコンを押す方法です。出てくるメニューに「再度開く」という項目があり、これを選ぶとFinderが作り直されます。作業中の他のアプリは影響を受けません。

もう1つの道は、アップルメニューから「強制終了」を選ぶ方法です。一覧の中でFinderを選ぶと、ボタンの文字が「再度開く」に変わります。Dockのメニューからたどれないほど固まっている場合は、こちらを使います。キーボードから呼び出す組み合わせも割り当てられているので、ポインタが効かない状態でも進めます。

再度開いたあとの様子で、原因の当たりが付きます。すぐに元通りになって、その後も安定するなら、一時的な詰まりでした。再度開いた直後にまた固まるなら、Finderが起動時に見ようとしている場所に原因があります。この場合は次の節に進みます。

再度開く操作は、デスクトップのアイコンが一瞬消えて並び直すだけで、ファイルには何も起きません。迷ったらこの手から始めます。

固まる原因で多いのは、届かない場所を見ている状態

Finderは開いたときに、前回開いていた場所と、サイドバーに並んでいる場所を確かめようとします。この確かめる先に届かないものが混ざっていると、待ち続ける形で固まります。

代表がネットワーク上の共有です。Finderは接続中の表示を出して待ちます。相手の機械が眠っていたり、別の回線につながっていたりすると、この待ち時間が長く、その間はウインドウの操作が効きません。接続できないところまで進むと、macOSは指定したアドレスのサーバに接続できないという表示を出します。

MacのFinderが応答しない/Finderがフリーズする/Finderが開かない…。 この記事では原因を整理し、データを消さずに直す手順を上から順に解説します。 出典: eng.sanzoudo.jp

確かめる手は2つあります。1つは、無線を一時的に切って再度開くことです。相手を探す処理が即座に失敗するので、待たずに進みます。これでウインドウが出るなら、原因はネットワーク上の場所です。もう1つは、サイドバーから該当の項目を外すことです。よく使う項目に登録した共有が残っていると、開くたびに同じことが起きます。

同じ理屈は、外付けの装置にも当てはまります。取り外す操作をせずに抜いた装置が、Finderの側では接続されたままになっていることがあります。この状態も待ちを生みます。装置をつなぎ直して正しく取り外すと解消します。

特定の場所だけで止まるときは、その場所を疑う

ウインドウは出るのに中身が並ばない型は、ほとんどの場合、開いた場所に原因があります。

項目数が極端に多いフォルダは、一覧を作るのに時間がかかります。数万件が入ったフォルダをアイコン表示で開くと、サムネイルを作る処理が積み上がります。表示形式をリストに変えてから開くと、同じフォルダでも並ぶことがあります。

もう1つは、表示形式の設定にプレビューが含まれている場合です。動画や大きな画像が並ぶフォルダでプレビューを出す設定にしていると、1件ずつ読み込む処理が走ります。ギャラリー表示から切り替えると軽くなります。

止まる場所を特定するには、迷わず場所を直接指定します。Finderのメニューバーの「移動」から「フォルダへ移動…」を選び、確かめたい場所を打ちます。ホームフォルダのように確実に手元にある場所を指定して開けるなら、Finder自体は健全で、前に開いていた場所が原因だと判断できます。

「最近使った項目」で止まる例もあります。この表示は、いろいろな場所にある項目を集めて並べるため、その中に届かない場所のものが混ざると待ちが発生します。開く場所の初期値を、手元の確実なフォルダに変えておくと再発しません。

同じ場所で必ず止まるかどうかも見ておきます。毎回同じフォルダで止まるなら、そのフォルダの中に読めない項目が1つあるという形です。この場合、フォルダを表示形式のリストに変えて名前順に並べ、どこまで並んで止まるかを見ます。止まる直前の名前の次にある項目が、原因の候補です。別の場所に移してから開き直すと、残りは普通に並びます。

設定ファイルが壊れている場合の見分け方

再度開いても、場所を変えても直らない。この段になると、Finderの設定を記録しているファイルを疑います。

このファイルはホームフォルダの中のライブラリの下にあり、表示形式、サイドバーの並び、ウインドウの位置などが入っています。ファイルが壊れると、読み込みの段階で止まります。ただし、壊れていると判断する前に確かめておくことがあります。

確かめ方は、別のアカウントで入ることです。macOSに新しくアカウントを1つ作り、そちらでログインしてFinderを開きます。そこで問題なく開くなら、原因は元のアカウントの設定の側にあり、macOS本体や装置の側ではありません。逆に新しいアカウントでも同じなら、設定ファイルは原因ではありません。

設定ファイルを退避させる場合は、削除ではなく名前を変えて残します。Finderを再度開くと新しいものが作られます。元に戻したいときは、退避させたものの名前を戻します。この手で失われるのは、表示形式やサイドバーの並びといった見た目の設定だけで、ファイルには何も起きません。

設定を作り直すと、サイドバーの登録も初期の状態に戻ります。届かない共有が登録されていた場合は、それも消えるため、結果として前の節の対処を兼ねることになります。

それでも直らないときに進む順番

ここまでで直らない場合、範囲を広げます。順番は、影響の小さいものから並べます。

最初はセーフモードでの起動です。1回起動するだけで、最小限の構成で動くため、あとから入れた機能拡張が原因かどうかが分かります。Appleシリコンを搭載した機種では、電源を入れてから電源ボタンを押し続け、起動オプションの画面が出たら指を放して選びます。Intelを搭載した機種では、起動時にshiftキーを押し続けます。セーフモードで問題が出ないなら、原因は追加した機能拡張です。

次がディスクユーティリティでの検証です。保存装置の記録の構造に不整合があると、フォルダを読む処理が止まります。ディスクユーティリティには検証と修復の機能があり、ターミナルからも同じ処理を呼び出せます。起動ディスクを修復する場合は、復旧の状態で起動してから実行します。

そのあとがmacOSの更新です。特定の版に固有の不具合が原因の場合、更新で直ります。更新の前に、外付けの装置への保存を済ませます。

最後が、本体の初期化と再インストールです。ここに来る前に、上の4つを実際に試したことを確かめます。順番を守らず先に初期化すると、原因が分からないまま同じ状態を作り直す可能性が残ります。

順番を決めておくと、再発したときに迷わない

Finderが開かない状態は、原因が1つに決まっていません。だから、直す手順を覚えるより、確かめる順番を決めておくほうが役に立ちます。

決めておく順番は5段です。症状の型を見る、再度開く、場所を疑う、アカウントを替えて確かめる、範囲を広げる。この順で当てると、途中で直った時点で原因が1つに絞れます。次に同じことが起きたときは、前回効いた段から始められます。

逆の順で始めると、労力が大きいものから試すことになります。再起動や初期化は効くことも多いのですが、効いた理由が残らないため、同じ症状が来月また起きます。原因を残すという意味でも、軽い手から順に当てる形が合理的です。

記録の残し方も決めておきます。効いた手と、そのときの状況を1行でファイルに残します。ネットワーク上の共有が原因だった場合、同じ共有につなぐたびに再発するため、この1行が次回の時間を大きく縮めます。

窓の数を数えてみる

ここまでの切り分けは、Finderの様子を見て、ターミナルでコマンドを打ち、また画面に戻って結果を見る形になります。Finderが固まっている状況では、この行き来がうまく回りません。固まっているアプリの中で、次に何を確かめるかを決めなければならないためです。

フォルダとターミナルとAIが同じ窓にある形にすると、フォルダの一覧とコマンドの入力欄が同じ画面にあるため、片方が止まってももう片方から確かめられます。いま見ているフォルダの場所がそのままコマンドの対象になるので、場所を打ち直す手間も消えます。どこまでを1つの窓に収められるかはできることに整理されています。

作業を流したまま席を離れる場合に、出先の端末から様子を見て指示を返す使い方はiPhone・iPadから続きをにあります。日本語の表示で揃えられるかどうかは対応言語で確かめられます。

いま使っているファイル管理の道具との違いは他のファイル管理との比較にまとめられています。費用の考え方は料金にあり、始める前に出やすい疑問はよくある質問に集まっています。

打つ順番をもう一度並べると、症状の型を決め、Optionキーを押しながらDockから再度開き、届かない場所が混ざっていないかを確かめ、別のアカウントで再現するかを見て、そのあとでセーフモードと検証に進む。上から当てると、本体を初期化する場面はほとんど残りません。

よくある質問

Finderは終了させて開き直せないのですか?

終了させられないアプリとして作られているため、他のアプリと同じ手は取れません。代わりに再度開く操作が用意されています。Optionキーを押しながらDockのFinderアイコンを押すと「再度開く」が出ます。アップルメニューの「強制終了」でFinderを選んでも、ボタンが「再度開く」に変わります。

再度開いてもすぐ固まります。次はどこを見ますか?

Finderが起動時に確かめようとしている場所を疑ってください。ネットワーク上の共有や、正しく取り外していない外付けの装置が混ざっていると、待ち続ける形で固まります。無線を一時的に切って再度開き、それでウインドウが出るなら原因はネットワーク上の場所です。

原因が自分の設定にあるのか、Mac本体にあるのかを分ける方法はありますか?

新しいアカウントを1つ作って、そちらでログインしてFinderを開いてください。そこで問題なく開くなら原因は元のアカウントの設定の側で、macOS本体や保存装置の側ではありません。新しいアカウントでも同じ症状が出るなら、セーフモードとディスクユーティリティの検証に進みます。

設定ファイルを触ると、ファイルが消えることはありますか?

表示形式やサイドバーの並びといった見た目の設定だけが初期の状態に戻ります。書類やフォルダには何も起きません。退避させるときは削除せず名前を変えて残しておけば、元に戻したいときに名前を戻すだけで済みます。

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