mac finder 表示 ショートカット|3つの「表示」を分ける

mac finder 表示 ショートカットで検索すると、アイコンとカラムの切り替え方を説明する記事と、隠しファイルの出し方を説明する記事が半分ずつ出てきます。どちらも間違ってはいないのに、探していた答えでないことが多いのは、Finderの「表示」が3つのまったく別の操作をまとめて指しているためです。この記事では、その3つを先に分けたうえで、それぞれに割り当てられているキーと、押した状態を毎回押さずに固定する方法までを整理します。

「表示」という言葉が指している3つの操作

1つ目は、並んでいる項目そのものの見せ方です。アイコン、リスト、カラム、ギャラリーの4つで、Finderのメニューでは「表示」の直下に並んでいます。3つのうちこれだけがフォルダごとに記憶されます。

2つ目は、項目の周りに付いている部品です。左のサイドバー、下のパスバー、項目数を出すステータスバー、右のプレビューパネル、上のツールバー。これらはウインドウ全体の設定で、1つの窓で切り替えるとすべてのFinderウインドウに反映されます。システムアップデートの後やユーザーアカウントを作り直した後に、いつの間にか消えているのもこの層です。

3つ目は、Finderが意図的に描いていないファイルを出すことです。名前がピリオドで始まるファイル、ユーザーライブラリフォルダ、拡張子。これは表示の好みというより、macOSが「一般の利用者には見せない」と決めた結果なので、出し方もそれぞれ違います。

この3つが混ざったまま検索するので、パスを見たかった人の画面に隠しファイルの記事が出てきます。どの層の話なのかを先に決めると、覚えるキーは40個から6個くらいに減ります。

表示形式は数字キーの4つだけ

表示形式は数字キーに割り当てられていて、Finderの中でいちばん使用頻度が高いショートカットです。

キー 表示形式 向いている場面
command + 1 アイコン 画像やデザインファイルのフォルダ
command + 2 リスト 1階層のフォルダを容量順や日付順に見る
command + 3 カラム 入れ子になった階層を行き来する
command + 4 ギャラリー 大量の画像から1枚を選ぶ

階層の深い仕事をしているなら、既定にする価値があるのはカラム表示です。親フォルダ、現在のフォルダ、選択した項目の中身が横に並ぶので、いま木のどこにいるのかが、パスバーなどの追加の部品なしで分かります。リスト表示は1行あたりの情報量が多く、列見出しをクリックすれば並べ替えができるので、ダウンロードフォルダのような平らな置き場に向いています。

リスト表示だけで効くキーが2つあります。右矢印で選択したフォルダを開き、左矢印で閉じます。さらに、詳細表示の三角形を option を押しながらクリックすると、選択したフォルダの中のフォルダがすべて一度に開きます。ターミナルを開かずにディレクトリ全体の形を見たいときは、これがいちばん速い方法です。

表示形式はフォルダごとに記憶されるため、覚えのない形式で開くフォルダが出てきます。これを直す方法は後の節で扱います。

窓の部品を出し入れするキー

「消えたパネルを戻したい」という質問に対応するのがこの層です。

キー 切り替わるもの
option + command + P ウインドウ下部のパスバー
command + スラッシュ(/) ステータスバー(項目数と空き容量)
option + command + S サイドバー
shift + command + P 右側のプレビューパネル
shift + command + T タブバー
option + command + T ツールバー(タブが1つのときのみ)
command + J 表示オプションのパネル

ステータスバーは、いま開いているフォルダに何個の項目があるか、ボリュームの空きがどれだけあるかを出します。大きなファイルをコピーする直前に確認する手段としては、これがいちばん手数が少なく済みます。

プレビューパネルには注意点が1つあります。選択したファイルのサムネイルと情報を常時作り続けるため、容量の大きな動画が並ぶフォルダでは目に見えて重くなります。同じことは、スペースバーのクイックルックで必要なときだけ行えます。

日本語配列のキーボードを使っている場合、記号のキーの位置が英語配列と違います。スラッシュも角かっこも刻印どおりのキーで動きますが、英語配列を前提に書かれた解説の「/」の位置をそのまま探すと見つかりません。刻印を見て押してください。

隠されているものを出す

隠されているものは3種類あり、そのうち公式の一覧に載っているショートカットがあるのは0個です。

名前がピリオドで始まるファイルとフォルダは、そもそも描画されません。これを切り替えるのが command + shift + ピリオドで、Finderのウインドウだけでなく、アプリの「開く」「保存」のダイアログの中でも効きます。.env.gitignore を選びたいときに必要になるのは、たいていダイアログの側です。このキーはAppleが公開しているFinderのショートカット一覧には載っていないので、あの一覧をいくら探しても出てきません。

ユーザーライブラリフォルダは別扱いです。名前がピリオドで始まっていないため、上のキーでは出てきません。方法は2つあり、メニューバーの「移動」を開いた状態で option キーを押すと一覧に「ライブラリ」が現れます。もう1つは shift + command + G の「フォルダへ移動」で、パスを直接打てば表示の設定に関係なくたどり着けます。

拡張子はショートカットではなくFinderの設定です。Finder設定の「詳細」にある、すべてのファイル名拡張子を表示する項目を入れます。拡張子を隠したままにしていると、書類に拡張子が二重に付いた状態や、ダウンロードしたファイルの本当の種類に気づかない状態が起きます。

場所を開くキーは「移動」メニューに全部書いてある

同じ検索に引っかかりやすい4つ目の群があります。「ダウンロードを表示したい」という言い方をするので表示の話に見えますが、実際には場所を開く操作です。

  • shift + command + H:ホームフォルダ
  • shift + command + D:デスクトップフォルダ
  • shift + command + O:書類フォルダ
  • option + command + L:ダウンロードフォルダ
  • shift + command + U:ユーティリティフォルダ
  • shift + command + I:iCloud Drive
  • shift + command + F:最近の項目
  • shift + command + C:コンピュータ
  • shift + command + K:ネットワーク
  • shift + command + R:AirDrop

ダウンロードだけが shift ではなく option を使うので、ここが覚え違いの発生源になります。これらを丸暗記する必要はありません。

Finderのメニューバーで「移動」をクリックすると、「アプリケーション」「書類」「ダウンロード」「ユーティリティ」「iCloud Drive」など、よく使われるフォルダを開くためのショートカットを確認できます。 出典: support.apple.com

メニューを1回、クリックするためではなく読むために開けば、この種の記事を検索する手間そのものが要らなくなります。なお、上の一覧はどれも現在のウインドウの中身を入れ替えます。別の窓で開きたいときは command + N、タブで開きたいときは command + T を先に押してください。

毎回押しているものは、設定し忘れているもの

毎回押さなければならないショートカットは、保存されていない設定です。

command + J で現在のフォルダの表示オプションが開きます。パネルの中身は選んでいる表示形式によって変わり、いちばん下に、いまの並べ方をこれ以降のすべてのフォルダに適用するボタンがあります。リスト表示で必要な列だけを出した状態を作り、それを既定として適用してしまえば、フォルダを開くたびに command + 2 を押す動作が消えます。

並べ替えの順序は表示形式とは別の設定で、同じパネルか「表示」メニューから決めます。グループ分けはさらに別です。変更日で並べながら種類でグループ分けする、という状態があり得て、2つは独立して記憶されます。フォルダの見え方に違和感があるのに表示形式を変えても直らないときは、たいてい原因はグループ分けのほうです。

サイドバーの中身はFinder設定で選び、個別のフォルダは選択した状態で control + command + T を押すと追加できます。既定の一覧のままにせず、実際に使う5個前後に絞ったサイドバーを作るほうが、どの表示ショートカットよりも移動の回数を減らします。あわせて、Finder設定の「一般」にある新規ウインドウで表示するフォルダを、最近の項目ではなく実際の作業フォルダに変えておくと、窓を開くたびの1手間が消えます。

押しても効かないときに疑う3か所

正しいキーを押しているのに何も起きない、という状態には決まった原因があります。

1つ目は入力ソースです。Appleの資料にも、複数の入力ソースで別々の言語を入力している場合に、macOSの一部のバージョンでは command とスペースバーの組み合わせが入力ソースの切り替えになると書かれています。日本語入力を使っている環境では、この種の競合が起きうる前提でキーを見たほうが早く解決します。文字を入力している最中はアプリ側がキーを先に受け取るので、まず入力を確定してから押してください。

2つ目は、そのウインドウが条件を満たしていないことです。ツールバーの option + command + T は、そのウインドウでタブが1つだけ開いているときにしか働きません。リスト表示専用の左右の矢印も、カラム表示では別の動きをします。効かないキーの説明文に「〜のときのみ」と書かれていないかを確かめると、この種の空振りは減ります。

3つ目は、他のアプリが同じキーを先に取っている場合です。常駐しているランチャーや画面収録の道具が、全体に効くショートカットとして同じ組み合わせを登録していると、Finderまで届きません。システム設定のキーボードショートカットの一覧で重複を確認できます。同じ画面では、アプリごとにメニュー項目の名前を指定して独自のキーを割り当てることもできるので、標準では割り当てのない操作に自分でキーを付けることもできます。

減らせるのは窓の中の操作までで、窓の数ではない

ここまでのキーで速くなるのは、1つのFinderウインドウの中で起きることです。実際の作業は、フォルダを見る窓に加えて、コマンドを打つ窓と、ファイルについて質問する窓の合計3つを行き来していることが多く、この行き来を減らすキーはFinderの側にありません。

窓の切り替えは1回あたり数秒ですが、回数が積み上がります。表示オプションを整えて節約できるのが1日に数十回のキー入力だとすると、窓の切り替えはそれと同じかそれ以上の回数になります。速くするのではなく、フォルダとターミナルとAIが同じ窓にある状態にして切り替えそのものを無くすほうが、削れる量は大きくなります。1つの窓で具体的に何ができるのかはできることに、macOS向けの他のファイル管理と比べて何が違うのかは他のファイル管理との比較にまとめています。表示の設定を整え終えて、それでも窓を行き来していると感じたときに見る順番としては、この2つが分かりやすい入口です。

よくある質問

隠しファイルを表示するショートカットは何ですか?

command + shift + ピリオドです。名前がピリオドで始まるファイルとフォルダの表示を切り替えます。Finderのウインドウだけでなく、アプリの「開く」「保存」ダイアログの中でも効きます。ただしAppleが公開しているFinderのショートカット一覧には記載がないので、公式ページを探しても見つかりません。

特定のフォルダだけ違う表示形式で開くのはなぜですか?

表示形式はフォルダごとに記憶されるためです。以前そのフォルダで設定した状態が、全体の既定を変えた後も残ります。該当のフォルダを開いて希望の表示形式にし、command + J で表示オプションを開いて、いちばん下の「すべてのフォルダに適用」に相当するボタンを押すと揃います。

サイドバーやツールバーが消えました。戻すキーはどれですか?

サイドバーは option + command + S、ツールバーは option + command + T です。ツールバーのほうは、そのウインドウでタブが1つだけ開いているときにしか働きません。どちらもウインドウ全体の設定なので、1つの窓で戻せばすべてのFinderウインドウに反映されます。

現在のフォルダのパスを確認する方法はありますか?

option + command + P でパスバーを出すと、ウインドウ下部に構成要素が並び、それぞれクリックできます。command を押しながらウインドウのタイトルをクリックすると、同じ階層がメニューとして出ます。ファイルを選んで command + I を押した「情報を見る」ウインドウでも、場所の欄でパスを確認できます。

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