Finder 強制終了のやり方と、終了できないときに次に打つ手
Finderが虹色の円を回したまま動かない。ウインドウを閉じようとしても反応がない。そんなときに探すのがfinder 強制終了の手順です。ただ、Finderの強制終了はほかのアプリと少し勝手が違い、「強制終了したのにすぐ戻ってくる」「そもそもボタンが強制終了になっていない」と戸惑う人が少なくありません。この記事では、Finderの強制終了がどういう動きをするのかを先に整理し、3つの手順と、終了できないときに次に打つ手を順に示します。
Finderの強制終了は「止めて、すぐ立ち上げ直す」動きになる
最初に押さえておきたいのは、Finderは完全には終了できないという点です。Finderはデスクトップの表示やゴミ箱、ディスクのマウント表示を受け持っていて、macOSは常に動いている前提で扱っています。そのため強制終了をかけても、Finderは止まった直後に自動で立ち上がり直します。
同じ疑問を持つ人は多く、質問サイトには次のような回答が寄せられています。
Finderは終了できません。システム終了イコールFinderの終了です。 ただしFinderの再起動はできます。 コマンド+Option+ESCキーで強制終了ウインドウを開き、Finderを選んでください。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
つまり、Finderにとっての強制終了は、実際には強制的な再起動です。固まった状態のFinderを止め、何も抱えていない新しいFinderに入れ替える。これが狙いであり、完全に消すことが目的ではありません。「強制終了したのにFinderが戻ってきた」のは失敗ではなく、正しく動いた結果です。
この前提を知らないと、強制終了を何度も繰り返したり、Mac本体の電源を切ったりと、必要以上に大きな手を打ってしまいます。Finderの不調の多くは、Finderを入れ替えるだけで解消します。電源を切るのは、キーボードもマウスも反応しない場合に限った最後の手段です。Appleのサポート文書でも、Finderは常に開いていて、応答しない場合は強制終了ウインドウから「再度開く」を選ぶよう案内されています。詳細はAppleサポートの案内で確かめられます。
手順1:強制終了ウインドウから「再度開く」を押す
もっとも基本の手順です。キーボードが反応していれば、どの画面からでも使えます。
- Option+Command+Escを同時に押す
- 「アプリケーションの強制終了」ウインドウが開く
- 一覧からFinderを選ぶ
- 右下のボタンが「再度開く」になっているので、それを押す
- 確認が出たら「再度開く」をもう一度押す
ほかのアプリを選ぶと右下のボタンは「強制終了」になりますが、Finderを選んだときだけ「再度開く」に変わります。これが先ほどの「完全には終了できない」ことの表れです。ボタンの表記が違うので不安になりますが、押せばFinderは止まって立ち上がり直します。
キーボードのショートカットが効かないときは、画面左上のAppleメニューから「強制終了」を選んでも同じウインドウが開きます。強制終了ウインドウでは、応答していないアプリに「応答なし」と表示されます。Finderと一緒にほかのアプリも固まっていないかを、ここで一度に確かめておくと原因を絞り込みやすくなります。
再度開いたあと、デスクトップのアイコンが一瞬消えてから描き直され、開いていたウインドウが戻ります。この間は数秒程度です。戻ったあとに同じフォルダを開いてすぐ固まるなら、そのフォルダの中身か、そのフォルダがある場所(外付けディスクやネットワーク上の共有)に原因があると見当がつきます。
手順2:ターミナルからkillallで止める
ターミナルが開ける状態なら、次の1行でFinderを止められます。
killall Finder
Finderは止まったあと自動で立ち上がり直すので、強制終了ウインドウで「再度開く」を押したのと同じ結果になります。killallはプロセス名で相手を指定するため、Finderの頭文字は大文字で打ちます。小文字で打つと該当するプロセスが見つからず、何も起きません。
通常のkillallで反応しないほど固まっている場合は、より強い合図を送ることもできます。
killall -KILL Finder
こちらはFinderに後片付けの時間を与えず、その場で止めます。コピーや移動の途中だった場合、その処理は中断され、途中までのファイルが残ることがあります。先に普通のkillallを試し、数秒待っても変わらないときだけ使います。
ターミナルからの強制終了は、SSHで別のMacから入っているときにも使えます。画面の前にいなくても、手元の端末から相手のMacのFinderを入れ替えられるので、リモートで作業している人には覚えておく価値のある手順です。ただしターミナルとFinderを別の窓で開いている場合、コマンドを打つたびに窓を切り替えることになります。できることでは、フォルダを表示している窓の中でそのままコマンドを打てるファイル管理アプリの作りが紹介されています。
手順3:アクティビティモニタからプロセスを終了する
DockやキーボードショートカットまでFinderの不調に巻き込まれているときは、アクティビティモニタを使います。
- Command+スペースでSpotlightを開き、「アクティビティモニタ」と打って起動する
- 右上の検索欄に Finder と入れる
- Finderの行を選び、ツールバーの「×」ボタンを押す
- 「強制終了」を選ぶ
アクティビティモニタを使う利点は、Finderの状態を数値で見られることです。CPUの列が長く高いままなら、Finderが何かの処理を延々と続けています。メモリの列が大きく膨らんでいるなら、大量のサムネイルやプレビューを抱え込んでいる可能性があります。
もう1つ見ておきたいのが、Finder以外のプロセスです。プレビューを作る「QuickLookUIService」、Spotlightの索引を作る「mds」や「mdworker」が高い値を示しているなら、重いのはFinder本体ではありません。この場合はFinderを強制終了しても、周辺のプロセスが同じ処理を続けるため、すぐに同じ状態に戻ります。強制終了する前に、ここを一度見るだけで無駄な繰り返しを避けられます。
3つの手順を比べる
どの手順を選んでもFinderは立ち上がり直します。違いは、どこまで固まっていても使えるかと、ついでに何が分かるかです。
| 手順 | 操作 | 使える条件 | ついでに分かること |
|---|---|---|---|
| 強制終了ウインドウ | Option+Command+Esc | キーボードかAppleメニューが効く | ほかに固まっているアプリ |
| ターミナル | killall Finder | ターミナルが開ける、またはSSHで入れる | 特になし(最速) |
| アクティビティモニタ | ×→強制終了 | Spotlightかアプリが開ける | CPUとメモリの使い方 |
普段は強制終了ウインドウ、ターミナルを常に開いているならkillall、何度も固まるならアクティビティモニタ、という順で使い分けると迷いません。
3つともまったく反応しない場合、固まっているのはFinderではなくMac全体です。この場合はAppleメニューから再起動を選び、それも効かなければ電源ボタンを長押しして電源を切ります。Appleの案内では電源ボタンを最大10秒押し続けるとされています。保存していない書類は失われるので、ほかの手段を試してからにします。
「Finderを終了できません」と出てシステム終了できないとき
強制終了とは逆に、Macをシステム終了しようとしたときにFinderが邪魔をすることがあります。
MacPCをシステム終了しようとすると、「いくつかの操作がまだ進行中のため、Finder を終了できません。」という表示が出てきて終了することができません。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
この表示の「いくつかの操作」とは、Finderが裏で続けている処理のことです。よくあるのは次のようなものです。
- ファイルのコピーや移動が終わっていない(特に外付けディスクやネットワーク先へのコピー)
- ゴミ箱を空にする処理が続いている
- ネットワーク上の共有フォルダに接続したまま、相手が応答していない
- ディスクイメージのマウントや取り出しが途中で止まっている
まずはFinderのウインドウを前面に出し、進行中のコピーの表示がないか確かめます。コピーの進み具合はウインドウの右上やサイドバーの下に出ることがあります。止まっているならその処理を取り消し、ネットワーク上の共有はサイドバーから取り出します。
それでも表示が消えないなら、強制終了ウインドウからFinderを再度開き、進行中の処理を捨ててから改めてシステム終了を選びます。再度開くことで、固まった処理はFinderごと破棄されます。コピーの途中だったファイルは不完全な状態で残るので、再起動後にコピーし直します。
強制終了を繰り返さないために見直すこと
Finderの強制終了が週に何度も必要になるなら、原因はFinderの外にあります。見直す順番は次のとおりです。
1つ目は、ディスクの空き容量です。空きが少ないと、Finderがキャッシュや一時ファイルを書き込めず、表示が止まりやすくなります。システム設定の「一般」「ストレージ」で残りを確かめます。
2つ目は、つながっている外付けディスクとネットワーク上の共有です。応答の遅い接続先があると、Finderはその返事を待ち続けて固まります。使っていない接続先を外してから様子を見るだけで、固まる頻度が下がることがあります。
3つ目は、開いているフォルダの中身です。数千のファイルが入ったフォルダをアイコン表示で開くと、サムネイルの生成に時間がかかります。表示形式をリストに切り替え、プレビューの列を閉じると負担が減ります。
どれが当たりかを見分けるには、固まった瞬間の状況を記録しておくのが近道です。強制終了した日時、そのとき前面にあったフォルダ、つながっていたディスクや共有先を、メモに1行ずつ残します。3回分ほど集まると、特定のフォルダを開いたときだけ固まる、外付けディスクをつないだ日だけ固まる、といった共通点が見えてきます。原因の見当がつかないまま設定ファイルを消したり、Macを初期化したりする前に、この記録を取るほうが確実で、失うものもありません。
AIのエージェントやビルドがファイルを大量に書き出しているフォルダを、Finderで開いたまま作業している場合も、この3つ目に当たります。ターミナルで処理を動かし、別の窓のFinderで結果を追いかける形そのものが、Finderに大きな負担をかけています。フォルダとターミナルを同じ窓で扱う道具には複数の選択肢があり、他のファイル管理との比較で機能の違いを確かめられます。導入にかかる費用は料金にまとまっています。
Finderの強制終了は、固まったときに数秒で抜け出すための手です。まず強制終了ウインドウの「再度開く」を覚え、それでも同じ場面で繰り返し固まるなら、空き容量、接続先、開いているフォルダの順に確かめてください。
よくある質問
Finderを強制終了すると、作業中のファイルは消えますか?
Finderを強制終了して消えるのは、Finderが開いていたウインドウの状態と、Finderが進めていた処理です。保存済みのファイルは消えません。ただし、コピーや移動の途中で強制終了すると、その処理は中断され、不完全なファイルが残ることがあります。進行中のコピーがないか確かめてから行います。
強制終了ウインドウでFinderを選ぶと「再度開く」しか出ないのはなぜですか?
Finderはデスクトップの表示などを受け持っているため、macOSは常に動いている前提で扱っています。そのため完全な終了はできず、ボタンが「再度開く」になります。押すとFinderは一度止まり、すぐに立ち上がり直します。これがFinderにとっての強制終了です。
Finderを強制終了しても、すぐにまた固まるのはなぜですか?
原因がFinderの外に残っているためです。応答しないネットワーク上の共有や外付けディスク、ファイル数の多いフォルダ、少ない空き容量などが典型です。アクティビティモニタでFinder以外のプロセスが重くなっていないかも確かめます。原因を外さない限り、何度強制終了しても同じ状態に戻ります。
Finderのメニューに「終了」を出すことはできますか?
ターミナルで defaults write com.apple.finder QuitMenuItem -bool true と打ち、続けて killall Finder を実行すると、Finderのメニューに終了の項目が加わります。ただしFinderを終了するとデスクトップのアイコンが消えるため、普段使いには向きません。元に戻すには同じコマンドの true を false に変えて実行します。